今日の日記[退職まであと200日]
この1週間は、今までにまして仕事漬けだった。
毎朝9時半に出社し、21時までデスクワークをし、家に帰って夕食、シャワー、歯磨き、そしてこの日記だけを書いて寝るような暮らしが続いている。最近の職場での楽しみといえば、会社の同期とお昼ご飯を食べながらたわいもない話をする時間くらいだろうか。一緒に暮らす彼女ともゆっくりとした時間は取りづらく、申し訳ない気持ちを持っている。
そして今日は、これまでの会社勤めで一番辛いと感じた日だった。
業績が厳しい状況では、しばしば社内の空気がピリつく。立場の違う社員同士の言い合いも増える。私はこのような状況がとても苦手で、萎縮してしまう。
今週は、(圧が強くて苦手な)担当者Aに頼まれた資料作成の依頼があり、仕事を引き受けざるを得なかったが、経験不足の私1人では正直対応が難しいものだった。しかし、上司も手一杯。頼るに頼れず、「できるところから」と作業を進めていたが、急ぐ担当者Aの求めるペースでは仕事ができていなかったようだ。
電話口から「お前はいる意味がない」という言葉を浴びた。
相手もきっと、ノルマに追われ余裕がなかったのだろう。第一に私の段取りが悪かっただろうし、上司をもっとガツガツ頼るべき状況だったかもしれない。もしくは私でない別の担当者であれば、強い言葉を返して議論ができただろうか。
しかし、心無い言葉で私は傷ついてしまった。「もうこんな思いをしてまで仕事をしたくない」と思うのと同時に、これまで感じていた「これが本当にやりたいことなのか」「自分に合っていないのではないか」「人間関係が辛い」「窮屈感」いろいろな不安や不満が溢れてきた。
逃げたいと思った。
少なくともあの時、私も、私の上司も、担当者Aも、それぞれ時間がない中でやれることをやっていた。誰にとっても理不尽な状況だったし、誰か1人のせいではないはずだった。そして、誰も幸せではない環境だった。
帰ってから少しは気分が落ち着いたが、「お前はいる意味がない」という言葉は、これまで頭の片隅に留めてきた不満や迷いを改めて考え直すきっかけになった。
もし私が明日死ぬとしたら、誰も幸せではないコミュニティに身を置いて時間を費やすか?
そんなの、人生を雑に扱い過ぎていないか。
必要な我慢はあるが、それを乗り越えて知識や能力を習得したとして、この環境、このやり方で、幸せな未来は見えるか。
無理をして自分の性格を変えて、代わりに能力を得られたとして、自分は本当に喜ぶか。
去年、「明日死ぬかもよ?」という本を読んでから、ずっと、いつかは、、、と思っていた。
「半年後には、退職して次の道に進もう」と、思いつきで決断してみた。
衝動的過ぎるだろうか。これまでも仕事に対する不満や迷いはあったけれど、もっと悩むべきだろうか。
でも、物事をすぐに判断できず、諦めが悪い私を、私はよく知っているつもりだ。慎重になりすぎたり、判断を先延ばしにすることは、かえってリスクになる危険があると感じた。
仕事を辞めて稼ぎがなくなったら、どうしよう。何をして生きていこう。
今日から具体的に考えてみようと思う。
続く