退職まであと198日。
今日は祝日で、仕事は休みだった。
普段連休がない私にとって2連休は貴重なので、それだけで気分が良い。
一緒に暮らしている彼女とショッピングに行き、夕方は銭湯に行って、夜ご飯はピザをテイクアウトして、具沢山のサラダも作って一緒に食べた。
とても気持ちの良い時間を過ごせた。
夜ご飯を食べながら、「仕事を辞めたらどうしよう?」と具体的に想像してみた。
以前退職して行った職場の方々が、最終出勤日には事務所のデスクを順番に回って、社員1人ずつに退職の挨拶をしている光景を思い出した。
もし自分がその挨拶をする立場になったら、どんな気持ちだろう。
私は昔から大の泣き虫で、涙を堪えることがとても苦手なので、もしかしたら泣いてしまうのではないか、と思った。
でもそれは「やっと辞められる」という嬉し涙や「やっぱり辞めたくない」という後悔の涙ではないだろうと思う。
自己分析にちょうど良いので、理由を深掘りして考えてみた。
私が泣いてしまう場面の一つとして、よくあるのが「言いづらい本音を話す時」ではないかと感じた。
それが緊張する場面なら尚更だ。
普段の会話では、相手に何も思われないであろう軽い言葉や、おふざけの発言であれば、簡単に口にできる。
しかし、相手に何を思われるんだろう、批判されたら嫌だな、怒らせてしまうな、と考えてしまうような話だと
言えない、言いづらいと、自分の中で長い時間抱えこんでしまうことが多い。
そんな気持ちをいざ外に出さなければならない時、言い出す辛さや申し訳なさなどで感極まって、泣いてしまうのかもしれない。
自分が泣くことで周りの人を戸惑わせてしまうのは申し訳ないけど、生まれてこの方25年間治らない自分の特徴なので、
もう諦めている。
昔から私は、親や先生、友人の顔を伺って気を遣ったり怖がったりすることが多かったような気がする。
平和主義で豆腐メンタルだから、怒られるのはもちろん自分が怒ることも苦手で、慣れていない。
ただの弱いやつと思われるかもしれないが、この「平和主義」はポジティブに捉えれば、私の中で昔から変わらない大切な価値観の1つなのだと思えた。
多くの人と会話をしながら指示を出す、議論をする、時には戦う、を繰り返す今の職場では、
もう少しスピード感を持ち、ビシバシと物言いができる人材の方がより良い仕事ができるだろうなと思う。
私の価値観が揺るがない限り、そのような人材になるのは難しいことだと思えてきた。
仕事を辞めて、自分の価値観に合った生き方を探してみよう。退職の挨拶は泣いてしまうかもしれないけれど。
続く